大手ネット企業のGMOがConoHa AI Canvasというサブスクリプションの画像生成AIのサービスを発表しました。
サービス概要の紹介と、普段NovelAIを使っている私が使ってみた所感を速報的にお伝えします。
ConoHa AI Canvasはブラウザで使える高品質画像生成AI

ConoHa AI Canvasについて紹介します。
ConoHa AI CanvasはGMOが提供する画像生成AI
大手インターネット企業のGMOが提供する画像生成AIサービスです。
ConoHa AI CanvasはStable Diffusionが使える
ConoHa AI CanvasはStable Diffusion(ステイブルディフュージョン)が使えます。
Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン)とは写真のようなリアルな絵からアニメイラストまで生成できるサービスです。
ほぼ実写のようなAIグラビアはだいたこのサービスを使っていると思って下さい。
画像生成AIはサービスによってAIのモデルが違うために、どんな絵が作れるかは違って来ます。
ConoHa AI Canvasはブラウザで使える
サービスをブラウザ(Google Chromeなど)で使えます。
今まで、Stable Diffusionを使うには処理が膨大になるために高性能のパソコンを用意し、難しいセッティングが必要でした。
ブラウザで使えることによって、パソコンの用意やセッティングも必要ないので簡単に、また初期費用を抑えて使うことができます。
ConoHa AI Canvasで作った画像(一部閲覧注意)
普段NovelAIを使っている私が実際に作ってみた画像はこちらです。
なお「破綻した人体」といった感じの画像がでてきますので苦手な人は気をつけて下さい。
NovelAIのプロンプトを入れる

girl

girl

nurse, wearing rubber gloves, close eye, massive cum on face and hair, very aesthetic, ultra-detailed, best illustration,
うまくできませんでした。
見るに耐えない画像です。
いつも使っているNovelAIは1プロンプトでけでもそれないの画像ができるのですがこちらは違いました。
サンプルのプロンプトを入れる

masterpiece, best quality, Ultra detailed, highres, extremely detailed CG, 8k, professional lighting, physically-based rendering, photo-realistic, Sony A7, RAW photo, bokeh, depth of field, 1 girl, smile, long hair, black hair, white shirt, cherry blossom, street snap, nude, nsfw
サンプルとして出ていたプロンプトを改造したのがこちらです。
それなりにはなったのですが、クオリティとしては高くないです。
リアルさ加減も中途半端です。
使いこなすには研究が必要そうです。
エロプロンプトまとめ|生成AIでエロい画像を作るための呪文一覧
ConoHa AI Canvasは初心者に難しいポイント
使ってみて、とくに感じた難しいポイントは以下です。
使い方の解説が少ない
ConoHa AI Canvasが新しく出たサービスのために使い方の紹介が少なかったからです。
今まで数え切れないほど画像を作ってきた私でも始めて使うサービスは難しいということを再認識しました。
カスタマイズ性が高いゆえに設定が難しい

結構多くの項目をカスタマイズしないと、見るに耐えうるがイラストさえできません。
特に画像の雰囲気を決める「Check point」というものがあるのですが、設定の仕方やどこで手に入るのかなど、ヘルプページを見てもわかりませんでした。
利用時間で課金する料金体系
正直ここが一番使いにくかった部分です。
ConoHa AI CanvasはサービスのWebUIを使っている時間だけ利用料金が加算されていくシステムです。
(他にもプランごとの基本料金がかかります)
画像生成AIの醍醐味はプロンプトや設定を試行錯誤し、理想の画像に近づけていることにあると思っています。
その試行錯誤や、考えている時間にもどんどんと料金が加算されてくると考えると、急かされているような気になり試行錯誤がしにくいです。
田舎に住んでいる人が東京に車で買い物に行ったけど、駐車料金の高さが気になり落ち着いて買い物できない的な感じです。
まとめ
画像生成AI初心者にとってConoHa AI Canvasは少し難しいかなと感じました。
少なくとも、もう少し解説記事が出てから利用したほうが自分が理想とする画像を作れそうです。
また、逆にいうといつも使っているNovelAIにだいぶ楽させてもらっているなと感じました。