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Novel AIのバージョン、特徴、技術

NovelAI Diffusion V4.5 Full完全ガイド【新機能と変更点を詳しく解説】

AI画像生成サービス「NovelAI」の画像生成モデル最新版、NovelAI Diffusion V4.5 Fullがついにリリースされました。
今回のアップデートで実装された新機能や改善点について、詳細に解説していきます。

V4.5 Fullは前バージョンのV4と比較して、画像品質とプロンプトの忠実度が大幅に向上しており、特にマイナス強調機能の追加や強調プロンプトの安定性向上したとのこと。

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V4.5 Fullの主な改善点・変更点・注意点

V4.5 Fullで実装された主要な改善点は以下の通りです:

プロンプトの忠実度向上 – 複数キャラクターの描き分けなど、より細かい指定への対応
強調プロンプトの安定性向上 – 強調度合いが10以上の高い値でも画像が破綻しにくく
ネガティブプロンプトの精度向上 – 削除したいものがより削除しやすくなる
「location」タグの追加 – 汎用的な背景指定が簡単に

⚠️ 注意点:高品質画像には「masterpiece」タグが推奨

プロンプト忠実度の改善について

参考:NovelAI公式発表

公式発表の内容

公式によると、V4.5ではプロンプトの理解力と複数キャラクターの描き分け機能が向上したとのことです。データセットの更新・拡張により、より細かな指定にも対応できるようになりました。

公式テスト結果によると42%性能アップ

掲載したグラフは公式が実施したブラインドテストの結果です。

細かいことは抜きにして、プロンプト忠実度と全体的な美しさで、V4.5 Fullが優秀な成績を収めました。
平均で+17.4ポイント向上しており、全体としてV4.5 Fullは約42%の相対的な性能向上が見られます。

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強調プロンプト機能の拡張

数値強調の上限拡大

公式によると、V4.5では「数値強調」の適用ロジックを改良した結果、指定できる重みの上限が大幅に拡大しました。
検証では10以上の値を設定しても画像が崩れず、安定して生成できることが確認されています。

新しい強調方法の活用

「数値強調」は使っていない人も多いかもしれません。

3::sexy::

としてプロンプトを強調する方法です。

従来の{プロンプト}{{プロンプト}}とカッコで囲むことによつ強調をしていましたが、前のV4からこの数字の方法ができるようになりました。

V4.5では数値で細かく調整できる強調方法の精度が高くなりました。

陰毛の画像を作ってみた

こちらで陰毛の濃さを画像強調で出す実験をしました。

それに比べると、画像の精度が上がり、陰毛にフォーカスした画像ができるようになります。

{best quality}, {very aesthetic}, {ultra-detailed}, {best illustration},nsfw, girl, lift up the skirt, bottomless, 10:: pubic hair::,

マイナス強調機能の実装

逆に、負の値を使った「マイナス強調」ができるようになったとのことです。

今までは出したくない画像が合った場合、ネガティブプロンプト(除外したい要素)にいれる必要がありました。

しかし、-1::hat::のようにマイナスで強調すると、弱めることができます。

NovelAIのネガティブプロンプトを紹介|エロ画像生成のためのおすすめの使い方

入力場所は通常のプロンプト

公式発表みる限り、このマイナス強調をどこに入れるかはっきりしませんでした。
「プロンプト」か「除外したい要素」のどちらかということです。

英語の原文や、実際の生成チェックすると、「プロンプト」のところで良さそうでした。

つい、ネガティブプロンプトに入れたくなりそうですが、そうすると、マイナス×マイナスで表示が強くなる気もしています。

紹介されている基本的な使用方法

帽子を取る

-1::hat::(帽子を除去)
-3::hat::(より強力に除去)

モノクロが出るのを抑える

-1::monochrome::(モノクロ調を抑制し、色味を豊かに)

描写スタイルの調整

-2.5::flat color::, -6::simple illustration::(平面的な表現を抑制し、立体感を向上)

背景の具体化

-1::simple background::, location(シンプルな背景を抑制し、具体的な場所を表現)

新タグと変更されたタグ

タグの名称変更

美的タグの「top aesthetic」が「masterpiece」に変更されました。
美的タグとは色彩の豊かさや、シャドウやハイライトなどの陰影を左右するタグです。
簡単にきれいな絵を書くためのプロンプトだと思ってください。

詳しくはこちら。
品質タグ、美的タグはエロ画像にどう影響するのか? NovelAIで試す

これは昔買えたけど、実際のユーザーにとって広まらなかったので戻したとのことです。

新規追加タグ「location」

「location」はとりあえず入れておくと良いかも。

「indoors」「outdoors」など背景の両方の役割を兼ねる汎用ロケーション指定タグです。具体的な屋内外を指定せずに、適切な背景を生成したい場合に便利です。

とりあえずいい感じの背景で、といったものです。

アーティストタグの機能拡張

プロンプトボックスに「artist:」と入力すると、あらかじめ画風が登録されているアーティストの候補が表示されるようになりました。(上記画像)

これにより、特定のアーティストの作風を高精度で再現することが可能です。
現在NovelAIポーション機能がまだリリースされていないため、画風を変更したい場合の有効な選択肢として活用できます。

しかし、字だけではどんな画風かわかりません・・・
これは別途検証してみます!

画像内テキストレンダリングの改善

V4.5では、英語テキストを画像内にレンダリングする手順が簡略化されました。
これは英語を入れる技です。

新しい手順

  1. プロンプトに「text, english text」タグを追加
  2. ベースプロンプトの最後に「Text: [表示したいテキスト]」を記述
  3. 複数のテキストを入れる場合は空行で区切る
  4. テキストは120文字以下に制限

重要な注意点:「Text:」は必ずプロンプトの最後に配置する必要があります。後に他のタグが続くと、それらも画像に表示される可能性があります。

未対応機能と今後のアップデート予定

V4.5 Fullのリリースに伴い、いくつかの機能についてはまだV4.5への対応が完了していない状況です。

特に、NovelAIポーション(旧バイブストランスファー)がまだ使えないので、注意です。
(ちなみに、今使おうと画像をドラックすると、バージョンがV4.5 Curatedに自動変更され、思ったように画像が作れないので注意)

インペイント機能

V4.5対応のインペイント機能の開発が予想より時間を要しているため、現在はV4 Fullのインペイントモデルを使用しています。V4.5 Full専用のインペイントモデルは近日中にリリース予定となっています。

NovelAIポーション機能

画風やスタイルを簡単に変更できるポーション機能は、V4.5 CuratedとFull両方で数週間以内にリリース予定です。現在は前述のアーティストタグ機能が代替手段として利用できます。

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まとめ

NovelAI Diffusion V4.5 Fullは、画像生成AIの分野において大きな進歩を遂げたアップデートとなっています。プロンプトの忠実度向上、強調機能の安定性向上、革新的なマイナス強調機能の実装により、これまで以上に細かく制御された画像生成が可能になりました。

特に注目すべきは、10以上の高い強調値でも画像が破綻しにくくなった点と、負の値を使った要素抑制機能の追加です。これらの機能により、従来よりも表現の幅が大きく広がっています。

また、「location」タグの追加や「masterpiece」タグの復活など、より直感的で使いやすいタグシステムへの改善も行われています。テキストレンダリング機能の簡略化により、画像内への文字入れも以前より簡単になりました。

一部の機能(インペイント、ポーション機能)についてはまだV4.5への完全対応が完了していませんが、メイン機能は現在すべてのユーザーが利用可能です。V4 Fullで課題となっていたニッチなキャラクターやコンセプトの知識保持問題も解決されており、より幅広い創作活動に対応できるモデルとなっています。

高品質な画像生成には「masterpiece」タグの使用が推奨されているため、この点は忘れずに活用することをおすすめします。

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絵師たか
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